シャドウオブウォー【ファーストインプレッション】
シャドウオブウォーは、シャドウオブモルドールの続編。
「指輪物語」の世界を舞台にした、アクションRPG。
時間軸的には、映画化された指輪物語のホビットの冒険部分の前日譚。
斬新な要素としてはオーク(敵軍)の部隊長などを支配(洗脳)して味方に
できるもの。
これで敵の内部を切り崩したりという、戦略RPGが可能。
オープンワールドになっており、マップ内にはメインストーリーのミッションの
ほか様々なミッションが詰まっている。
主人公タリオンは前作「シャドウオブモルドール」の冒頭で死んでおり、
幽鬼ケレブリンボールと命を共有しているような関係。
そのため、通常の人間には出来ないような無茶苦茶な動きが可能。
(高層建築物もひとっ飛びで駆け上がるみたいな~)
これがキャラクターの成長と共に、どんどん無茶が効くようになるという流れ。
指輪物語をちょっとでも読んだことがある人や、映画を見て覚えている人には
なかなかストーリーも魅力的。
良い点
1.なんといっても、敵が味方になったり、裏切ったりというシステムがあること。2.敵の隊長クラスが個性豊かに登場し、プレイヤーを倒して昇進したり、
プレイヤーに倒されたと思ったら、復活してきたり、ついつい戦いにのめり込む中毒性。
3.プレイヤーはヒーローであり、華麗なアクションで敵をなぎ倒せる能力があること。
※ 指輪物語を知っているなら、ストーリーも楽しめること。
悪い点
1.肝心の敵を支配できるまでミッションを進めるのが長い。一番魅力ある要素かつ、斬新なところなのに、メインストーリーのミッションを進めても
なかなか開放されない。チュートリアル的なミッション終了後、一番のウリであるところが
開放されないのはどうなのか。
2.アクティブタイムバトルシステムを採用していて、プレイヤーが立ち回りで上手く戦っても
結局は最後のATBで逆転されてしまう。
プレイヤーも瀕死から逆転できるが、敵は完全復活するのに比べ、プレイヤーはピンチは
続いている状態である。
雑魚は無限湧き?に近く、プレイヤーがある程度の無双状態とはいえ、数が多すぎる。
全体的に、不条理というか荒削りなところが目立ち、日本人のセンスからすると違和感が。
3.ストーリー部分のセーブポイントが無駄に長い。
経験値が加算されるミッションコンプリート画面を見ないで止めると、最初からリスタート
しなくてはならない。
MAP中にある高速移動ポイントを開放すると最後に居たエリアのポイントからリスタート。
開放してないとMAP入り口のポイントに戻される。正直メンドイ。
最近のゲームとしては、やや不親切なインターフェイスで、長時間のプレイを強いられる。
反面、敵との倒した、倒されたという関係性みたいなものは細かくセーブされている。
ここでも、アンバランスなものを感じてしまう。
こんな人にはオススメ
1.とにかくバトルが続いていくのが好き。無双系とか。2.高速移動でスタイリッシュなアクションをしたい。
3.ボタンに割り当てられたコマンドが多くても覚えるのは得意だし、使いこなせる。
4.死にゲー(ダークソウルや仁王)とかに慣れていて、死んでも笑ってリスタートできる。
5.指輪物語の原作を読んだか、映画3部作を全部見た。
※ そもそも洋ゲ-のグラが苦手な方とかには向きませんし、仲間になるのは美少女とか
イケメンに限るという方には何が面白いかさっぱり解らない漢のゲームなのでご注意を。