フロストパンクの簡易攻略チャートを書いてみる。
ゲーム自体は、だいぶ前にプレイしてクリアしたのだが、グーグルドライブにブログのネタとして書いていた備忘録を見つけた。
せっかく書いたのだから、蔵出ししてみようということ。
ちなみに、フロストパンクは現在(2020/8)最後のDLCが発売中。
シナリオ「新しい家」【ニューロンドン】序盤
スタート時80人で石炭20、鉄15、木材35人で採取。
石炭は15人でもいいが、19時までに石炭200を集めて、ジェネレーターに点火しないと不満が一気に貯まり追放される。初日のうちに、「子供の労働」について聞かれるが、「児童保護施設」のほうが初心者向き。
Point1「子どもたちを大事に」
「限定した労働」を選んだ場合、子供が参加できるのは「集積所」の作業まで、「鉄鋼所」など工場作業になると従事できなくなり、使いみちが減る。かといって派生の「全ての労働を許可」することで子供が事故死したりすると、不満が増えるので難しい。
「自動保護施設」から派生する「看護助手」や「技師見習い」は常時発動に近い効果を得られる。初心者向けは「技師見習い」の方で研究効率がアップする。
最優先で建築するのは「救護所」「児童保護施設」「作業場(ワークショップ)」「調理場」「ハンター小屋」となる。
Point2「序盤の研究」
寒い中での作業で誰かしら病気になるので「救護所」は最初から必要、エンジニアを配置するのは痛いが不満を抑えられる。
「作業場」はエンジニア5名、「調理場」は1~2人配置で十分で、生肉が糧食に変わっていく。「ハンター小屋」はこの時点では作るだけで良い。生肉がゼロとなり、糧食がゼロになる前には人を配置しよう。
「作業場」が完成すると技術研究が可能になる。最初の「研究」は「ビーコン」一択。
「ビーコン」が開発できたらすぐに建設したいので、「ビーコン」とスカウト隊のための木材、鉄はキープし、残りの木材で、テントを建てていく。
-40℃の洗礼【最初の寒波】
「ビーコン」はスカウトを街の外に出せるようになり、スカウトは労働者やエンジニア、様々な資源や「蒸気核」を回収してくる。また、24時間働くロボット、「オートマトン」を連れてくる。
石炭などの資源採取人数は「救護所」や「作業場」ができるとエンジニアが抜けるため、「収集所」を建設して採取人数が減っても効率が落ちないようにする。
この時なるべく収集所の収取範囲の緑サークルが全ての収集ポイントをカバーするように置きたい。なお、ジェネレーターから最も近い採取ポイント(鉄1・木2)には「収集所」は不用。
スカウトが出せるようになったら、「遭難した別働隊」を救助して労働人員を増やす。
人員が増えたら追加の「作業場」を建築し、「LV1の研究」の開放を目指す。この段階にある「ジェネレーター範囲拡大」が必要で、-40度の寒波が来ると、街の中心以外が冷え切ってしまう、ここが序盤のヤマ。
乗り切ったならば「暖房」を研究し、昼間の仕事中に病気にかかる危険を減らす。
次は「製材所」、「鉄鋼所」の研究を。
収集で取れる石炭・木・鉄が無くなる前に、工場を作ること。
なお、石炭だけはLV1技術の「炭鉱」を開放してこちらを使う。
「炭鉱」は「蒸気核」を必要とするが、「石炭採掘場」と違い、資源量が多く枯渇までの時間が長い。オートマトンの24H労働と組み合わせて、安定した石炭供給を目指す。
Point3「建築ガイド」
ジェネレーターを中心として、テント、児童保護施設などの住居を建設するのが基本。ただし、序盤はヒートゾーンが狭く、仕事場に暖房が無いので、ハンター小屋や資源集積所以外はヒートゾーンに置かなければいけない。仕事場に暖房が入るようになると、仕事場は外縁に置いた方が良い。
理想としては、住宅地はジェネレーター周辺の円範囲に集めて、ヒートゾーンの拡大と共に広がっていき、仕事場は外縁の採掘ポイントをスタートして、徐々にヒートゾーンへ向かって広がり、最終的には住宅地と仕事場が隣接するというイメージを持って進めたい。
住宅地も仕事場エリアも密集していることが必要であり、スキマができると、そこから外側にある建物は冷えてしまう。
Point4「技術開発の進め方」
定石は初手、「ビーコン」一択。次に「LV1技術」、「ヒートエリア拡大Ⅰ」「暖房」と続く。その後、「製材所」、「鉄鋼所」、「炭鉱」、「スカウト増」、「狩人の戦略」、「宿泊小屋」、「蒸気ハブ」、「LV2技術」、「診療所」、「前哨基地」の流れが良いのではないか。
寒さ対策>資源確保>健康対策が基本で、資源のなかでも食料の優先度は低いように思える。住民から住居の寒さ対策を求められた時の対応として、ジェネレーターの出力増や蒸気ハブ、オーバードライブによる一時しのぎは、良いように思えるが、住居のアップグレードが最善手である。
なぜなら、序盤~中盤の石炭産出能力ではジェネレーターの高出力を支えることはできず、ジェネレーターである以上、ヒートエリアにしか効果がないからだ。
「ロンドン主義者」への対策【狂気、不満、愚かさとの闘い】
序盤を乗り切ったら、街を発展させていき、住民の不安をなるべく減らし、希望を増やしていくようバランスをとっていく。流れで説明するのは難しいので、技術と研究の考察を見てほしい。
中盤に向けて、絶対にやってはならないのがスカウトの「ウィンターホーム」への派遣である。
これをしなくても、やがてウィンターホームの生き残りがやってきて、ロンドン主義者が発生するイベントが起こるが、派遣するとこのイベントがすぐに発生する。
ロンドン主義者イベントとは、ロンドンに帰りたいという狂気主義者の発生であり、ロンドン主義者が増えていくとプレイヤー追放の危機が高まっていく。
(注:厳しい極北の暮らしへの不満から、ロンドンに帰りたいというのだが、この世界では全球凍結のため、ロンドンはとっくに壊滅している筈。)
ここで「目的」という法律が選べるようになり、「秩序と法律」か「信仰」が選べるようになる。両方ともプレイしてみたが、初心者向けなのは「信仰」の方だろう。
この法律と宗教関係の建設物をうまく使って、ロンドン主義者たちの勢力を落としていくのが中盤の目的となってくる。もちろん、この間もバランス良く街を発展させ、住民の不満を抑えていく必要がある。住民の不満が増えると、ロンドン主義者の勢力もまた伸びてくるからだ。街の中の資源だけでは難しいので、「前哨基地」を建設して、必要な資源を収集していこう。
ロンドン主義者は勢力を減らすと、最後に街から出ていくイベントが発生するが、スカウトが労働者を外から連れてくるので、無理をして引き止める必要はない。
終盤に向けて、鉄を除くすべての資源を貯蓄し、最後の大寒波に備えなくてはならない。全ての施設は最終段階までアップグレードされていることが理想であり、ジェネレーターだけは最終段階のアップグレードが必須となっている。
最後の大寒波【絶滅への抵抗】
大寒波を知らせる難民が3回に分かれて街を訪れる。
難民が訪れるイベントが始まったら、最後の大寒波への準備は大詰めだ。
貯蔵庫を建てて、最高出力のジェネレーター稼働を続けていける環境が無いと、あえなくプレイヤーの拠点「ニューロンドン」は壊滅するだろう。
難民への対応だが、後半になるほど瀕死の状態のものが多い。ここは健康なものだけ受け入れるか、すべてを追い返す選択が初心者向けといえる。特に3回目はほとんど傷病者であり、見捨てても良い。
クリア時には炭鉱3、ドリル2、鉄鋼所3、石炭採掘場2、炭焼窯6、ハンター小屋4、食品生産2、調理場2が私の街にはあった。
これだけあればクリアできるとは言い切れないが、最後の大寒波は最大出力のジェネレーターを毎日稼働させて、かつ最後の一日はオーバードライブを実行する必要がある(そうしないと暴動が起こり、愚かなことに住民はあなたを追放するのだ!)。
また、住居はすべて「住宅」までアップグレード済みで「断熱」してあった。
(クリア時の累計死亡者数は401名)
終盤に向けて、「信仰」ルートでは礼拝を行って、少しでも希望を増やしておくことが重要。
ラスト1日は住民から無茶な要求が来るが、すべて認めてあげよう。
大寒波が通過すれば、シナリオクリアとなり要求を達成しなくてもOKだからだ。
要求を断われば、住民の不満がたまり、あと1歩のところでプレイヤーを追放するというようなとんでもない結果となる可能性がある。
終わりに
フロストパンクは決して、取っ付き易いゲームではないが一時は実況動画も上がっていたし、きちんとセオリーを守れば誰でも攻略可能だ。
最後の大寒波では、ジリジリとプレイヤーの精神を削るように、街が冷え込んでいく演出が「もうこれはダメかも」と思わせ、寒波が過ぎ去った時の開放感と達成感を盛り上げてくれる。